ヘルスサイエンス分野の図書館員を対象とした研修の現状 -看護図書館-

要旨

 ヘルスサイエンス図書館員を対象とした研修プログラムのうち、看護を主題とする図書館員を対象とする研修プログラムについて、専門職としての図書館員に必要な知識とスキルに照合して調査分析し、研修の特徴と傾向を把握することを目的としている。本研究では、日本看護図書館協会が提供してきた講習会と機関誌を対象とした。分析は「情報専門職の養成に向けた図書館情報学教育体制の再構築に関する総合的研究(LIPER)」大学図書館班による研究成果と日本医学図書館協会による「専門職能力開発プログラム」に基づいて行った。その結果、看護図書館員の研修として取り上げられたトピックの特徴と傾向、企画における課題が明らかになった。
PDF