電子出版活用型図書館プロジェクトの可能性―ディスカバリーサービスを中心に

要旨

 電子出版を活用した新たな図書館モデルを構築することを目的として、2016年度から「立命館大学 日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点 研究拠点形成支援プログラム 電子出版活用型図書館プロジェクト」(研究代表者:湯浅俊彦)が始まっている。これは従来の図書館サービスをICT を活用することによって高度化し、図書館利用者の立場を重視したサービスの実用化に向けた「課題解決型リサーチ」を行うものである。本稿では「研究ノート」として、このプロジェクトで取り組んでいる具体的事例のうち、公共図書館におけるレファレンスサービスの高度化を目指すディスカバリーサービス導入を中心にその概要と取組状況について報告を行う。
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