このたび、北克一名誉教授は、古希をお迎えになりました。
数えで古希を迎えられたことを機に、大阪市立大学電子紀要『情報学』15巻2号を「北克一名誉教授古希記念号」として刊行する運びとなりました。本記念号には、論文、研究ノート、エッセイ、新刊紹介等多くの投稿が寄せられました。投稿くださった皆様に、心より感謝いたします。
北先生は、1968年の大阪市立大学ご入学、1972年の大学事務職員ご就労、1994年の大阪教育大学大学院ご入学を経て、1995年より大阪市立大学に教員として着任されました。以来、大阪市立大学経済学部、学術情報総合センター、大阪市立大学大学院創造都市研究科において、20年余りにわたって、教育研究活動を精力的に推進してこられました。教育・研究双方でのご功績、そしてご人望は衆目の一致するところであり、2013年には同大学の名誉教授の称号を受けられました。
とりわけ、2003年に大学院創造都市研究科に教授として就任されてからは、社会人大学院生に対して理論と実践両面からご指導下さり、図書館情報学分野で活躍する多くの人材を輩出されました。北先生のご指導を受け、大学教員になった修了生が16名にも達することを始め、多くの図書館員を輩出していることからも、そのご指導の高さが伺えます。一方で、ご自身の研究活動にも邁進され、ご著書は35冊、論文・翻訳等は100本近くにのぼります。図書館情報学分野の第一人者でいらっしゃる北先生のもとで学び、研究することができたことを改めて感謝いたします。
末筆ながら、北先生のご健勝とさらなるご活躍を祈念申し上げます。私たちは恩師の背を追って、これからも社会に貢献できるような研究や活動を続けていきます。引き続き、厳しく温かいご指導を賜ることができましたら幸いです。
2018年10月8日
「北克一名誉教授古希記念号」企画委員会
委員長 呑海 沙織
事務局長 井上 昌彦
委員 川瀬 綾子
竹中 園子
村上 泰子
湯浅 俊彦