公共図書館受託事業の現状分析と将来展望

要旨

本研究では、公共図書館受託事業について、受託事業者の人事制度や研修制度の現状についての分析を行い、受託事業者における人事制度、資格制度の創設、インセンティブ条項について提案する。スタッフの安定的な雇用とそのスキルアップについて考えていくと、辿り着いた結論は図書館員の知識とスキルを証明する資格制度を新たに創設することであった。図書館員の専門性を社会的に認知させ、図書館の地位を向上させていくためにも、図書館員のグレードを示す資格制度は必要不可欠である。
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