「小林カツ代と栗原はるみ」 ―ツタヤ図書館のOPACからの考察―

要旨

小林カツ代と栗原はるみは、日本を代表する家庭料理のカリスマである。しかし、
その「評価軸」は大きく異なる。小林カツ代は1980年代初頭のNHKの「きょうの料理」への
出演を機会に日本を代表する料理研究家となった。その料理を代表するキーワードは、
「働く女性の味方」である。一方、栗原はるみは、1990年代を代表する「モダンな主婦のカリスマ」を纏う。
本稿では、日本を代表する家庭料理のカリスマである2人を軸に、ツタヤ図書館のOPACの内実に関して考察を進める。

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