米国の公立図書館における電子書籍貸出サービスについて

要旨

電子書籍貸出サービスを実施している日本の公立図書館は、現在のところ数館にとどまっているが、米国ではどのような状況であろうか。アメリカ図書館協会(ALA)によれば、公立図書館の76%が現在電子書籍の貸出サービスを実施しているとしており、積極的に利用されているような印象が与えられる。果たして、現状はどのようなものであろうか。本稿では、Pew Research Centerより2012年6月に公表されたレポートを中心に検討する。
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