大規模自治体での クラウドコンピューティングの最適な導入形態について

要旨

財政難・人員不足の状況にある自治体が多い中、自治体の情報システムにクラウドを導 入することで情報システムの効率化等を図る取り組みが進められている。一般的に自治体の規 模が大きくなればそれだけ情報システム予算の額は大きくなるものであり、大規模な自治体ほ どクラウド導入によって得られる効果が大きいと考えられるが、実際は大規模自治体へのクラ ウド導入はほとんど進んでいない。本研究では、大規模自治体においてクラウド導入が進んで いない問題に解決の方向性を与えるために、政府が推進しているクラウド導入形態・方法とは 異なる導入形態・方法を示し、そのメリットを明らかにした。
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